結婚指輪の職人が独自に開発手作りする金属の手指義手

きっかけは関節の動かせる装身具としての指輪作りでした。従来からあるシリコンで作られた肌色の指のエピテーゼではない新しい義指

ジュエリー制作で培ったノウハウで、関節の曲げられるフィンガーリングのような義指の開発に取り組みます]

カラーチタンリングの関節リング

従来のエピテーゼの分野になかった関節を曲げられるチタン製リング。デザイナーが指に合わせたチタンの義指を制作します。

[チタン製装具の手指義手:指を失ったひとのための義指としての動く指輪作り

カラーチタンリングの関節リング

ジュエリー作りも結婚指輪作りも、義指と呼ばれるかもしれない関節リングでも、デザインを考案しながらいかに美しく、いかに着け心地良くスマートに作るかという制作への取り組み方に違いはありません。結婚指輪を作る場合でも、日常顔を洗ったり毎日使って安全なように、長く使っても頑丈なようにデザインする点でも、関節リング、あるいは義指も同様のコンセプトでデザインします。そして、使ってくれる人が喜んでくれるかどうかが最も大切だと思っています。結婚指輪の場合なら、ふたりの願いがこもっているかもしれませんし、ふとひとりになる時間があって、手元を見た時に、結婚指輪が薬指にあるとうれしくなるような大切な存在かもしれませんし、関節リングなら、いつもとちがう場面で、日常から離れる小道具として活躍するかもしれません。そして、関節リング義指なら、指に代わって、活躍できるかもしれませんし、いつもと違う気持ちになれるアイテムかもしれませんし、これら作品を作ることで、喜んで受け入れてもらえるならこんなうれしいことはありません。
関節リングから指専門の義手まで製作
指が静止したまっすぐの状態だけでなく、動作を伴った時の着け心地を考えて設計します。

ジュエリー関節リング 作例

関節を動かせるリング
指の付け根部分を羽のようにかたどったパーツを組み合わせることで、指が長く見え、安定します。
チタンのブルーとシルバーを組み合わせるとガラッと印象が変わり明るくなります。
チタンの色はチタンが自信で膜を作る性質ですので着色ではありません。酸化皮膜でできています。酸化皮膜は非常に強い紫外線を当てると光合成するかのように、光触媒に利用されることで知られています。