ジュエリー制作で培ったノウハウで、関節の曲げられるフィンガーリングのような義指の開発に取り組みます]
指先から数えて、第一関節と第二関節の間にリングがきます。それと、斜めにカットされた土台となるチタンが指の付け根に装着される関節リングです。
握りこぶしを作ったり、重いものを持ったり、ペンを握った場合にも違和感が無いよう設計した造りになっています。
1999年に制作したシルバー950製の関節リングです。
指に輪っかをはめるという概念から離れ、自由にパーツを組合せて、パーツ同士のジョイントのヴァリエーションとともに新しいデザインが次々に生まれました。
デザインは模様など取替え可能な装飾を施すことではないという考えから、最小の建築物を立てるように、構造と空間をどのように構築するかという考えがデザインソースになっています。